浜名湖ガーデンパーク 再訪
2019年 05月 11日
~浜名湖花博から15年目の春~
今春、浜名湖ガーデンパークで 『 スプリングフェスタ2019 しずおか花物語 』 が開催されているとのことで、見学に行ってきました。浜名湖花博として開催された2004年4月から9月の半年間に約540万人の入場者があり、大盛況のうちに閉幕しました。
今回の目的は樹木・草花鑑賞だけではなく、花博開催時に建築確認申請や監理に携わった国際庭園の展示館の現状見学です。数年ごとに訪れるたび、展示館が徐々に解体撤去されているので不安な思いを抱きつつ国際庭園ゾーンに入って行きましたが、今回はボリビア館が解体撤去されていました。
浜名湖花博は正式には静岡国際園芸博覧会という名称で、国際博覧会条約により開催期間は6か月間と定められているため、展示館等の建築物は仮設建築物で建築許可を取得し、閉会後は解体撤去するとのことで建てられました。ただ閉会後、国際庭園の展示館を解体するのには惜しいということで「見学者は展示館内部には入らないこと」という条件をつけ、いくつかの展示館は解体を免れました。しかし県立公園として15年存続させる中、老朽化に伴う維持費の増加には勝てなかったようです。
そんな現状の中、イギリス館の茅葺屋根が15年ぶりに葺き替えられ、外部木部には保護塗料が塗られ、これからも維持されていくようで嬉しく思いました。

国際庭園に近いということで南駐車場側から入っていますが、メインの入り口は北駐車場側になります。今回の催しの総合案内所も北側の橋を渡った所にあります。


花博当時、マスコットだった「のたね」のモニュメントが迎えてくれます。

中央、オレンジ色の花はアルストロメリア・インディアンサマーだそうです。






【花の美術館】

花博当時は「モネの池」と呼ばれましたが、命名権の契約期間が切れて「睡蓮の池」となりました。




本来、イギリス・コッツウォルズ地方の茅葺屋根は、もう少し薄く柔らかい外観ですが、日本の気候に合った水切りのいい型の茅葺屋根に葺き替えられたようです。木部には黒色に近い保護塗料が塗られ修繕、下部は土色で古さを醸し出す工夫がなされていました。


春や秋には遊覧船が運航されています。
by team_baku
| 2019-05-11 19:52
| 公共公益施設
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