海外建築見学1【ソウル編】
2020年 04月 10日
収まるところを知らない新型コロナウイルスですが、感染拡大防止に向け全国に緊急事態制限が出されました。不要不急の外出の自粛が要請されている中、旅行どころか県外移動も憚れます。
そんな中、つかの間の旅行気分を味わっていただけるかどうか分かりませんが、元所属した設計事務所OB有志6名とこれまで訪れた海外建築見学の様子を5回に分け掲載したいと思います。
まずはソウル編です。
地下で繋がる3棟で構成されるサムスン美術館、3棟をそれぞれ3人の世界的建築家が設計。
この棟はレム・コールハースの設計。
背景に写っているグランドハイアットが宿泊先のホテルです。近いので徒歩で行き来できました。
マリオ・ボッタ 設計。 逆円錐形部の内部は螺旋階段。
ジャン・ヌーベル 設計。
エントランス。スロープで地下1階に向かいます。
エントランスホール
螺旋階段吹抜の見上げ、トップライトからの採光。
レム・コールハース棟 地下展示ホール。
レム・コールハース 設計。半透明な外壁で鉄骨構造が透けて見えます。ソウル大学へはいまいちバス路線が分からず、降りたバス停から1時間近く歩きました。
妻側も法面に沿って浮いています。あの張り出しの下でジュース・アイスクリームを売っていた母娘の二人、今でもやっているだろうか?
美術館講堂内部
エントランス。キャンティレバーを支えている鉄骨構造がスケルトンで見えます。左上にははね出し棒に片手で釣り下がる人のオブジェ。遊び心が感じられます。
興禮門。南北線上に位置する光化門と勤政門の間にある2階建ての門。
勤政殿。景福宮の正殿であり極彩色に塗られた木部と隅棟瓦上の走獣が特徴。
勤政殿 玉座。
交泰殿。王妃が居住する寝殿。
交泰殿 王妃の間。
香遠亭。王の休息所。王宮の最も北に位置し、香遠池の中に建てられています。
オンドル(床暖房)焚口。韓ドラ・薯童謡(ソドンヨ)で知ることになったオンドルの起源。一説には朝鮮三国時代、百済で発明されたと言われているようです。
峨嵋山の煙突。煙突にも意匠を加え庭園に組み込まれていて、交泰殿のオンドルに繋がっています。
仁政殿。旅の最終日、時間があるということで京福宮と共に現存する昌徳宮に寄りました。
食通の後輩H君が事前調査でお勧めの店ということで、かなり美味しかった。焼いてくれてハサミでチョキチョキ切ってくれました。
3日目、辛さになじめないI先輩と私。I先輩はこれなら辛くないだろうとなぜかメニューにあった「きし麵」を注文するも、出て来たのがこれ。