バウハウス展 見学
2020年 06月 01日
Kommt ans Bauhaus!
昨日は弊社代表と一緒にバウハウス展『きたれ、バウハウス 開校100年 造形教育の基礎』の見学に行ってきました。
会場は静岡県立美術館、当初の開催期間は4月11日から5月31日でしたが、新型コロナ禍の影響で序盤は休館となり中旬から開催、しかも昨日は最終日とあって来場者は予想以上の人出で、入場制限を受けながら長い行列を経ての入場でした。
待ち時間に思いを巡らせば、学生時代、第二外国語としてドイツ語を学びながら、ほとんど忘れてしまいましたが、『Bauhaus』という文字にはなぜか反応してしまいます。
今回の kommt ans Bauhaus!(きたれ、バウハウス)は、12年前、浜松市美術館で開催された Experience Bauhaus dessau(バウハウス デッサウ展)に続くバウハウス展の見学でした。
「Bauhaus」を訳すと「建築の家」となりますが、1919年、ドイツで芸術と技術の新たな統合を目指し創設された学校です。創設者であり初代校長は近代建築の巨匠ヴァルター・グロピウス、そして三代目校長はミース・ファン・デル・ローエが務めました。この学校はこれまでになかった独自の教育システムを作り上げ、様々な芸術分野に革新をもたらしましたが、ナチスの迫害を受け、わずか14年間の活動で幕を閉じました。
しかし、101年前の創設ながら、現代の生活環境・様式に繋がるモダニズムの基礎を作り、造形教育の規範を作ったことで、今なお世界中のデザインに影響を与え続けています。
今回の展示はバウハウスの各教師たちがどのような内容を教えていたのか、また授業ごとの数々の展示物は100年前の物にも関わらず、現代に通じるデザインを感じ取ることが来ました。
またバウハウスの日本人学生4人の作品や、その中のひとり水谷武彦から授業を受けた清家清のノートの内容なども興味深く見ることができました。

【静岡県立美術館】
正面入り口

【企画案内板】

【2階展示室前ホール】
展示室前にはワシリーラウンジチェア(マルセル・ブロイヤー)が!100年前のデザインとは思えません。腰かけていいものなのか?
展示室内での撮影は禁止となっていましたので、残念ですが掲載できません。
以降は県立美術館別館のロダン館の内部や展示、近くの草薙運動場体育館の写真です。

【ロダン館.1】

【ロダン館.2】

【ロダン館.3】

【静岡県草薙総合運動場体育館(このはなアリーナ).1】
設計 内藤廣氏
外装はアルミ亜鉛合金メッキ鋼板

【静岡県草薙総合運動場体育館(このはなアリーナ).2】
2階観客席側エントランス

【静岡県草薙運動場総合体育館(このはなアリーナ).3】
敷地の高低差を利用して2階観客席からアプローチレベルで入場・避難が出来る設計になっていました。
by team_baku
| 2020-06-01 20:20
| 建築見学
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