連日の猛暑に
2020年 08月 18日
浜松市で日本歴代最高気温41.1℃
このところ全国的な猛暑で、8月17日には弊社のある浜松市中区において気温41.1℃を記録しました。これは埼玉県熊谷市と共に現時点で、日本歴代最高気温に当たるとのことです。
浜松市中区の気温上昇の要因は、日本列島全体を包んだ太平洋高気圧とチベット高気圧のW高気圧に加え、静岡県西部では鈴鹿山系・伊吹山を越え、さらに愛知県と静岡県の県境の湖西連峰を超え吹き込んだ西風による、フェーン現象がもたらしたものだということです。
そこで気になったのが気象台の気温観測点の場所です。浜松市は南北に広いので北部は天竜区船明と佐久間に、南部は中区高丘東に観測点が設置されているようです。
例年なら南風(海風)が吹き、天竜区ほど気温の上がらない中区ですが、上記のような要因で高温になったようです。
そして天気予報でよく耳にするアメダス(AMeDAS:地域気象観測システム)ですが、全国には約1300箇所あり、その中でも降水量・風速風向・気温・日照時間の4要素を観測できるアメダスは約840箇所だそうです。そして静岡県には1要素から7要素まで、全てを含めると30箇所あるようです。
今回のことで初めて知りましたが、自宅近くの磐田市南島にアメダスが設置されていました。磐田市としては南端となりますが、静岡県全体で考えると遠州灘の近くに観測点が必要だと気象庁は考え、設置されたものとだ思われます。そこで早速今日、所用で近くに出掛けたついでにどんなものなのか現地調査に行ってみました。

左側低い位置にあるのが転倒桝型温水式雨量計です。雪が降った時には受水器の外筒に封入された不凍液により降雪を溶かし計量します。この地域では雪が降ることはめったにないのですが、念のためということでしょうか。


上部には監視カメラは付います。
下部の円筒型が気温計です。地表面から1.5mの高さに設置され円筒の中に気温計があり、上部には換気ファンが付いていて強制通気をしています。





by team_baku
| 2020-08-18 13:55
| 所感・雑感
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