磐田市 福田漁港にて
2021年 08月 11日
磐田市 渚の交流館
今日は出掛けたついでに、近場で密も避けられる磐田市豊浜の福田漁港に寄ってみました。このところの夏の日差しは痛いほど強いのですが、海岸近辺では広がる海や空、海風のおかげで体感気温が和らぎ、空気中にはオゾンが多いので、胸いっぱいに吸い込む空気は気分を爽快にさせてくれます。
この福田漁港には2016年(平成28年)に開館した「渚の交流館」という飲食・物販施設があります。当初は「渚」というと穏やかな波打ち際をイメージしていたので、遠州灘の荒波の前では違和感を覚えましたが、今では少し耳に馴染んできたように思います。
そして「渚」というとバンドグループのスピッツの名曲「渚」を思い浮かべられる方がいるかもしれません。この夏の暑さを吹き飛ばす清涼感のある曲。作詞作曲をした草野正宗さんは、この曲の作詞のきっかけは「大学在学時に生物学の国井先生が『渚は陸海空のどれでもなく、しかしその全てが関係しているエリア』と話されていたことが印象に残っていた。つまりリゾート的でない神秘的な空間としての渚をイメージしている」と語ってます。
歌詞のサビの部分 ♪柔らかい日々が波の音に染まる♪・・・やはり「渚」は静かな波が打ち寄せる海岸。そして夕景が似合うように思います。

手前が防波堤で白く波立っている先が遠州灘です。

【福田漁港防波堤と遠州灘.2】

【福田漁港防波堤と遠州灘.3】

【福田漁港防波堤と遠州灘.4】
防波堤の際にある施設は国内初の恒久的砂輸送システムです。ジェットポンプ式サンドバイパス工法と呼ばれ、この工法により福田漁港西側に堆積した砂をジェットポンプで浚渫吸引し、パイプラインで約2.2km先の福田漁港東側の浅羽海岸まで輸送し、浸食された海岸線を復元することが図られています。

漁港内の釣り場がこの周辺にあり多くの釣り人が訪れます。車を横付けして釣りが出来るのは大きなポイントです。ただし車止め程度の縁石しかありませんので駐車には細心の注意が必要です。


【津波避難タワー】
屋上高さ15m 2階(避難スペース)高さ12m 延べ床面積317.03㎡の規模で収容可能人員は約330人となっています。
構造は鋼管コンクリート充填構造という文字通り鉄骨柱の鋼管内にコンクリートを充填し、座屈強度を高める構造が用いられています。
土・日・祝日は一般開放され、遠州灘を望む展望台としても活用されています。

福田漁港特産のシラスを模した外観の魚市場です。




by team_baku
| 2021-08-11 18:45
| 所感・雑感
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