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TEAM BAKU - 建築ブログ -

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チーム・バク一級建築士事務所の設計した建築のうち、公開可能な建築現場監理の内容を主に記載しています。住み良く、使い易く、環境に配慮した建築を提案します。

カテゴリ:教育施設( 2 )

H.S.中学校・高等学校の校舎・体育館の定期報告調査

 このところ特定建築物の定期報告調査が続いていますが、昨日はH.S.中学校・高等学校の建築物及び防火設備の調査を行いました。

 学校はすでに冬休み期間に入っていましたが、部活や補習授業の生徒さんが登校してきており、いつもながらの元気な挨拶をしてくれました。

 防火設備では防火シャッター、防火戸の開閉状況の調査を、建築物では排煙用ランマの開閉状況や、屋上のアスファルト防水やシート防水の状況、内外装の劣化の状況を調査しました。


H.S.中学校・高等学校 特定建築物の定期報告調査1_c0376508_05553525.jpg
【防火シャッターの調査】
 検査時には熱や煙を発生させる器具を持った係員が、火災報知受信盤にいる係員と連絡をとりながら作動させます。
 感知すると同時に防火シャッターが下がってきますので、シャッター会社の係員が閉鎖の作動状況の確認や調整を行います。



H.S.中学校・高等学校 特定建築物の定期報告調査1_c0376508_05552958.jpg
【火災報知受信盤の調査】
 強制的に作動させた発信器からの受信や発信区域を確かめます。

H.S.中学校・高等学校 特定建築物の定期報告調査1_c0376508_05551004.jpg
【2号館2階ホール】
 防火シャッター開放。



by team_baku | 2018-12-27 09:46 | 教育施設 | Comments(0)
浜松市立看護専門学校 校舎解体が間近に

 この仕事について39年余り。長い間、建築設計をしていますと、初期の頃に設計した建物、特に商業施設などは老朽化や役目を終えたという理由で、残念ながら解体されるようになってきます。

 今回は公共施設なのですが、校舎本館は築44年と老朽化のうえ、敷地を病院用地に転用するため、校舎は東館を含め全て解体されるとのこと。
先日、新校舎はすでに移転新築完成が間近で、現校舎は来月には解体されると聞き、見納めに行ってきました。

 この浜松市立看護専門学校の東館設計は25年前、新卒以来所属した事務所での最後の設計担当だったり、竣工年度の卒業式に招待していただいたりと思い入れも深く、完成後たまに近くを通る時には、前面道路を通り車窓から覗いて通過したものでした。
思いを巡らせば、この校舎の建設に携わった方、看護専門学校の卒業生の方にもそんな方がいるかもしれません。

 そして今回は学校側のご厚意で、現況の写真を撮らせていただきましたので、このブログに載せ、まもなく消えゆく校舎の記憶を残したいと思います。


建物解体に思う_c0376508_08465100.jpg
【設計時の外観パース】 
 現在、パースはCGで制作しますので、今では見ることが出来なくなった手描きの水彩画です。
東館中央ホールの円形に合わせ、外構も同心円上に広がり、東館を包み込むように、水盤・ベンチ・テラス・植栽帯の順に配置しました。



建物解体に思う_c0376508_08465527.jpg
【現在の東館 駐車場から臨む
 植樹後、24年経ち樹木はかなり成長しました。円形カーテンウォールのアルミパネルは今でも綺麗です。


建物解体に思う_c0376508_08465833.jpg
【現在の東館 東面】

 内部の教室配置に合わせ、中央ホールに円形カーテンウォール、両サイドを炻器質タイル張の外装によりシンメトリーな外観としました。冬季で水盤の水が抜かれ、カーテウォールの映り込みは撮影出来ず残念。後に付けられた、外壁に2筋流れる空調冷媒管が痛々しい。


建物解体に思う_c0376508_02423852.jpg
【造り変えたアプローチ・正門・案内サイン】
 当時、浜松市役所公共建築課に提出した資料には、正門の設計コンセプトとして 「看護婦を目指す学生を育成する専門学校として、看護に必要とする包容力や三年間の学生生活の飛躍を、スリット開口部とスプライン曲線の組み合わせで表現」 とありました。

 今では看護婦さんは看護師さんですし、塀のコンクリート打放し面にビシャン叩きで学生の飛躍を表したハツリ模様、24年の歳月を物語るようにかなり汚れてしまい、洗ってあげたい思いに駆られました。



by team_baku | 2018-12-13 18:38 | 教育施設 | Comments(0)