人気ブログランキング |
ブログトップ

TEAM BAKU - 建築ブログ -

teambaku.exblog.jp

チーム・バク一級建築士事務所の設計した建築のうち、公開可能な建築現場監理の内容を主に記載しています。住み良く、使い易く、環境に配慮した建築を提案します。

N病院グループ N病院東館の定期報告調査

 引き続き行なっていますN病院グループの定期報告調査ですが、きょうは小雨降る中、N病院東館ロビーのカーテンウォ-ル最上部の、排煙用ランマの開閉調査をしました。
このランマは一窓ごとの寸法が大きく、高所にあり、以前の検査では開いたランマを閉じるのに大変苦労したとの事。
ということで、今回は高所作業車とオペレーターさんの応援を借り、準備万端で調査に臨みました。

 そして調査に。
この排煙用ランマ、予想通り、開放スイッチを入れても微動だにしません。10年近く開けたことがないとあって、窓枠と受枠のゴムパッキングが密着してしまっているようです。
 そこで高所作業車のゴンドラからガラス吸盤器でランマを引っ張り、密着を開放。すると、外倒し窓なので、あとはダンパーと自重で無事開きました。閉鎖作業は予想外にも、ワイヤーを引き戻すハンドルが重いながらも、なんとか復帰できました。
 
 これからは月一回はこの排煙用ランマは開けるなどして、ゴムパッキングの密着を防止しないといけませんし、デザイン優先のあまりに大きな排煙用ランマを造るのは避けるべきだと実感しました。


N病院グループ 特定建築物の定期報告調査4_c0376508_14134878.jpg
【東館ロビー カーテンウォ-ル】
 最上部が排煙用外倒しランマです。
 ロビーには、故 初代理事長の胸像や自動演奏ピアノが設置され、時節柄、クリスマスツリーが飾られています。


 
N病院グループ 特定建築物の定期報告調査4_c0376508_14134470.jpg
【高所作業車ゴンドラで排煙用ランマに接近】 
 ゴンドラには依頼したオペレータさんと我らがチームバク所長、しっかりゴンドラに繋がれた安全ベルトを着装しています。



N病院グループ 特定建築物の定期報告調査4_c0376508_14135192.jpg
【ガラス吸盤器によるランマ開放】
 二人で外倒しランマの上部をガラス吸盤器を使ってグイグイ!外側に引っ張ってます。


N病院グループ 特定建築物の定期報告調査4_c0376508_14134120.jpg
【外部よりカーテンウォール】
 無事、ランマは開きました。
ここまでやると調査と言うより保守点検です。所長の排煙ランマへの積年の執念?いや、責任感でしょう。

 


# by team_baku | 2018-12-22 17:50 | Comments(0)
浜松市立看護専門学校 校舎解体が間近に

 この仕事について39年余り。長い間、建築設計をしていますと、初期の頃に設計した建物、特に商業施設などは老朽化や役目を終えたという理由で、残念ながら解体されるようになってきます。

 今回は公共施設なのですが、校舎本館は築44年と老朽化のうえ、敷地を病院用地に転用するため、校舎は東館を含め全て解体されるとのこと。
先日、新校舎はすでに移転新築完成が間近で、現校舎は来月には解体されると聞き、見納めに行ってきました。

 この浜松市立看護専門学校の東館設計は25年前、新卒以来所属した事務所での最後の設計担当だったり、竣工年度の卒業式に招待していただいたりと思い入れも深く、完成後たまに近くを通る時には、前面道路を通り車窓から覗いて通過したものでした。
思いを巡らせば、この校舎の建設に携わった方、看護専門学校の卒業生の方にもそんな方がいるかもしれません。

 そして今回は学校側のご厚意で、現況の写真を撮らせていただきましたので、このブログに載せ、まもなく消えゆく校舎の記憶を残したいと思います。


建物解体に思う_c0376508_08465100.jpg
【設計時の外観パース】 
 現在、パースはCGで制作しますので、今では見ることが出来なくなった手描きの水彩画です。
東館中央ホールの円形に合わせ、外構も同心円上に広がり、東館を包み込むように、水盤・ベンチ・テラス・植栽帯の順に配置しました。



建物解体に思う_c0376508_08465527.jpg
【現在の東館 駐車場から臨む
 植樹後、24年経ち樹木はかなり成長しました。円形カーテンウォールのアルミパネルは今でも綺麗です。


建物解体に思う_c0376508_08465833.jpg
【現在の東館 東面】

 内部の教室配置に合わせ、中央ホールに円形カーテンウォール、両サイドを炻器質タイル張の外装によりシンメトリーな外観としました。冬季で水盤の水が抜かれ、カーテウォールの映り込みは撮影出来ず残念。後に付けられた、外壁に2筋流れる空調冷媒管が痛々しい。


建物解体に思う_c0376508_02423852.jpg
【造り変えたアプローチ・正門・案内サイン】
 当時、浜松市役所公共建築課に提出した資料には、正門の設計コンセプトとして 「看護婦を目指す学生を育成する専門学校として、看護に必要とする包容力や三年間の学生生活の飛躍を、スリット開口部とスプライン曲線の組み合わせで表現」 とありました。

 今では看護婦さんは看護師さんですし、塀のコンクリート打放し面にビシャン叩きで学生の飛躍を表したハツリ模様、24年の歳月を物語るようにかなり汚れてしまい、洗ってあげたい思いに駆られました。



# by team_baku | 2018-12-13 18:38 | 教育施設 | Comments(0)
N病院グループ施設 防火設備の定期報告調査

きょうはN病院グループ各施設の防火設備の定期報告調査をしました。
この防火設備の調査は、建築物の隔年ごとと違い、毎年実施するもので、遮煙シャッターや防火シャッター、防火戸の開閉具合を確かめます。防災上、重要なこととの認識です。

N病院グループ 特定建築物の定期報告調査3_c0376508_10284586.jpg
【遮煙シャッターの検査】
 検査時には煙を発生させる器具を持った係員が、火災報知受信盤にいる係員と連絡をとりながら作動させます。
 感知すると同時に遮煙シャッターが下がってきますので、シャッター会社の係員が閉鎖の作動状況や調整を行います。


N病院グループ 特定建築物の定期報告調査3_c0376508_10283207.jpg
【防火シャッターの検査】
 防火区画の防火シャッターの開閉を確認します。


N病院グループ 特定建築物の定期報告調査3_c0376508_09121293.jpg
【防火戸の検査】
 防火区画の防火戸の開閉を確認します。火災時、熱や煙を感知すると、扉を固定しているマグネットが切れ、自閉する仕組みです。




# by team_baku | 2018-12-12 18:38 | Comments(0)
N病院グループ 介護医療院・病院棟の定期報告調査2

 前回に引き続き、きょうはN病院グループの介護医療院棟や病院棟の定期報告調査を実施してきました。

 調査内容は前回と同じなのですが、それぞれの竣工年が36年前から7年前と幅があり、内外装の劣化具合や仕様も違いますので調査には注意を要します。そして調査で気づいた改善点は、現在改修設計中の介護医療院の改修に生かしたい思います。

 また同施設では照明器具のLED化を進めており、きょうはロビー吹抜けの照明器具の付け替えが行なわていました。

N病院グループ 特定建築物の定期報告調査2_c0376508_20431978.jpg
【病院本館屋上より介護医療院棟や介護老人保険施設棟を臨む】



N病院グループ 特定建築物の定期報告調査2_c0376508_20431698.jpg
【病院本館屋上より保育園やグループホームを臨む】



N病院グループ 特定建築物の定期報告調査2_c0376508_20432315.jpg
【病院本館屋上の点検】
  アスファルト防水等の確認。



N病院グループ 特定建築物の定期報告調査2_c0376508_20432629.jpg
【病院東館ロビー吹抜】
 高所作業車による一般照明器具からLED照明器具への交換。




N病院グループ 特定建築物の定期報告調査2_c0376508_20444625.jpg
【病院東館エントランス ロビー吹抜の外部】



# by team_baku | 2018-12-05 22:22 | Comments(0)
N病院グループ 老人保健施設棟の定期報告調査1

 きょうは特定建築物である、N病院グループ老人保健施設棟の定期報告調査を実施してきました。
当事務所では設計監理以外に、このような業務も行なっています。

 特定建築物(建築基準法上の特殊建築物)とは、不特定多数の人が訪れる公共性の高い建築物で一定規模以上のものなのですが、建築物に関しては隔年ごと、建築設備・防火設備・昇降機に関しては毎年、調査を行い、特定行政庁に定められた書式と図面・写真を添付して報告する義務があります。

 きょう実施した建築物の定期報告調査の内容は、内外装の劣化具合、排煙開口部の開閉具合、防火区画の防火戸の閉鎖所要時間、非常用照明装置、屋上の防水劣化具合、建築物周囲の地盤沈下の有無等です。

 N病院グループは何棟もの調査対象の特定建築物がありますので、これから数日に分けて調査を実施する予定です。

N病院グループ 特定建築物の定期報告調査1_c0376508_17481015.jpg
【排煙用欄間の点検】 
 オペレータ装置による開閉具合の確認。



N病院グループ 特定建築物の定期報告調査1_c0376508_17481386.jpg
【屋上の点検】
 
アスファルトシート防水トーチ工法(トーチバーナーでルーフィングの裏面をあぶり、溶け出したアスファルトで貼り付ける防水工法なので継ぎ目は綺麗ではありませんが堅牢な重ねになります)の継ぎ目及び、パラペット天端シーリングの確認。


N病院グループ 特定建築物の定期報告調査1_c0376508_17481621.jpg
【屋上の点検】
 塩ビシート防水及び、パラペット天端アルミ笠木の固定具合の確認。



# by team_baku | 2018-11-27 21:28 | Comments(0)
手書き図面とCAD図面

 このところ増築・改修設計の仕事が続き、前回のN病院老人保健施設は30年前、今回の施設は33年前に開設ということで、改修にあたっては現地調査はもちろんですが、当時の設計図を何度も確認しつつ改修設計を進めています。

 当時の図面はというと当然のごとく手書きの図面で、ドラフターという製図機器を用い、A1版やB2版の製図用和紙に硬度の違う鉛筆を使い分けながら細い線太い線を書き分け、修正・変更があれば消しゴムで消し、書き直しつつ図面を仕上げていったものでした
 そのうち持ち手の小指側面は鉛筆の粉で黒ずんだり、夏には手汗で用紙が引っ付いたり。
そういった具合ですから図面には色々な痕跡が残り、線や文字には当時のスタッフ個々の特徴が現れ、図面を見れば誰が書いたのか、今でも分かります。

 そしてパソコンの専用CADソフトによる設計図作成に移行して25年余り。
当初、文字の下手な私は導入歓迎派で、図面の作成・修正作業もディスプレイ上で簡単にでき、便利に感じていましたが、画一的な図面になりプリントアウトした図面は綺麗なのですが、個性がなくなった感があります。

 また手書きでは自然に身につき養われていた図面上でのスケール感覚が、CADの画面上では拡大縮小が自在なので、かなり難しいのではないかと思います。
 ただ、関連業者との図面受け渡しや、後々までデータとして残せるという点を考えると、やはりCAD図面なんですね。


設計図作成の思い出_c0376508_09184266.jpg
【今回改修施設の34年前の設計図の青焼き】
  書入れ文字で私の書いた図面だと気づく。



設計図作成の思い出_c0376508_09161695.jpg
【現在の専用CADによる設計図作成画面】
 文字は画一化され、線色により印刷した際の線の太さを指定します。




# by team_baku | 2018-11-22 19:00 | Comments(0)
エントランス改修

 この建物は静岡県初の介護老人福祉施設として、平成元年開設されましたが、その後30年の間に増築を繰り返した事情もあり、既存のエントランスは奥まり、向きも正面ではなくなってしまっていたため、今回の改修では手前に風除室を増築し、向きを変えアプローチからエントランスが視認しやすいよう、正面に向けられました。

 また、照明もアプローチからライン状に通し、エントランスへの道筋を照らすよう新たに設置されました。



N病院グループ N.W.介護老人保健施設 改修・増築工事 8_c0376508_17563639.jpg
【ピロティからエントランスを臨む】


N病院グループ N.W.介護老人保健施設 改修・増築工事 8_c0376508_17103892.jpg
【エントランス 】
 内部壁面にはホスピタルアートが描かれています。



# by team_baku | 2018-11-08 17:15 | 老人保健施設 | Comments(0)